
こんにちは^^
TOESTなかたに鍼灸整骨院浅井です。
今回は、多くのサッカー選手を悩ませる『三角骨障害』について、
これまで数多くのサッカー選手をみてきた我々の経験に基づき、
希望をお届けできる内容をお伝えします。
現在、三角骨障害の痛みで悩んでいる方や、
その実態について詳しく知りたい方にとって、
きっと興味深い内容となっています。
3分程で読み終えられる文章です。ぜひ最後までお付き合いください。
三角骨障害とは何か?
三角骨障害は、「足関節後方インピンジメント障害」とも称され、
特につま先を伸ばすような動作で足首の後方(アキレス腱の奥深く)に痛みを引き起こします。
一般的にはバレエダンサーに多いとされていますが、
実際にはサッカー選手にも頻繁に見られ、
特にインステップでボールを強く蹴る際に痛みを感じるケースが非常に多いです。
この三角骨障害は安静にしても痛みが改善しない場合、
『外科的手術が唯一の選択肢』と告げられことが大半です。
それほど、医療の世界では治りにくい症状として認識されています。
なぜ、三角骨障害は治りにくいのか?
多くの場合、三角骨障害と診断されると、
まずは以下のような説明、施術を受けるでしょう。
- 練習の制限・休止
- 湿布薬・鎮痛薬の処方
- 局所への痛み止め注射
- 物理療法(電気治療など)
- 可動域訓練などのリハビリ
これらの処置によって、一時的には痛みは和らぐことはあります。
しかし、スポーツを再開すると、ほとんどのケースで痛みがぶり返してしまいます。
これは、痛みの根本的なアプローチができていないまま、
再び足首に負担をかけてしまうためです。
結果として、
「痛みを完全に取り除くには、手術で三角骨を摘出するしかない」
という結論に至りがちです。
確かに、手術で原因とされる骨を取り除けば、
痛みから解放される可能性はあります。
しかし、手術には長期間の固定が伴い、
関節拘縮(かんせつこうしゅく)という、
関節の動きが硬くなるリスクと向き合う必要があります。
その結果、以前と同じようなパフォーマンスを取り戻せない選手も少なくありません。
こうした点を考慮すると、
手術は最後の手段として慎重に検討すべきだと
我々は考えています。
では、我々はどのようにして手術を回避し、三角骨の痛みを解消しているのか。
ここからは実際に担当した方の症例を元にお話ししていきますね。
- 手術は本当に必要か?三角骨障害の真実
- 三角骨障害を改善する2つのステップ
- どんな状況からでも回復への道はある
今回、三角骨障害で来院された子はサッカー強豪校に所属する高校2年性の男の子です。
新チームが始動し、これから!という大切な時期に練習で足首を痛めてしまいました。
最も症状がひどい時は歩行さえ困難な状態で、病院で三角骨障害と診断されました。
- 全力疾走ができない。
- 思いっきりボールが蹴れない。
- 教えてもらったセルフケアも効果を感じない。
『このまま痛みとうまく付き合っていくしかないのかな…』
そんな不安を抱える中、親御さんが何か方法はないかと必死に探し、当院を見つけてくれました。
手術は本当に必要か?三角骨障害の真実
そもそも三角骨とは、足首の「距骨(きょこつ)」という骨の後ろに存在する、本来ならなくても良い「過剰骨」の一つです。
以外に思われるかもしれませんが、人口の約1割は、生まれつきこの三角骨を持っているとされています。
そして、ほとんどの人は障害無症状で過ごします。
この『三角骨があっても痛くない人が大勢いる』という事実が、非常に重要です。
痛みは、サッカーのキックやバレエのポワント動作のように、
日常ではかからない極度の負荷が足首に加わった時に初めて現れます。
つまり、痛みの原因は三角骨の存在そのものではなく、
特定の動作によって骨が挟み込まれてしまう骨の位置になります。
このことから、外科的に三角骨を取り除かずとも、
痛みのでない状態を作り出すことは可能である。
と我々は考えています。
では、どのようなアプローチで、この難治性疾患を改善させているのでしょうか?
三角骨障害を改善する2ステップ
三角骨障害の施術で最も大切なことは、三角骨が本来あるべき「正しい位置」に収まるように導くことです。
パズルのピースがカチッとハマるように、あるべき場所に収まれば、痛みはなくなります。
しかし、そのためには、足首だけを施術しても意味がありません。
当院では身体全体のバランスを考慮し、以下の2ステップでアプローチします。
下半身の関節のアライメント調整
三角骨障害を発症する子のほとんどは、下半身の関節アライメント、
すなわち「足関節・膝関節・股関節」のバランスの乱れが見られます。
これらの関節に歪みやねじれがあると、筋肉・靭帯の動きが制限され、
結果として足首に過剰な負担が集中します。
まずは、これらこれら3つの関節の連動性を回復させ、足首にかかる負担を軽減できるようにします。
患部の調整
下半身の調整を行なった後に患部の調整を行います。
ここでは施術法を詳しくお伝えすることはできませんが、
三角骨が正しい位置に戻るよう、手技を用いて調整していきます。
このステップを確実に行うことで、たとえ「手術しかない」と宣告された三角骨障害であっても、改善することが可能なのです。
どんな状況でも、改善への突破口は必ずある
ここまでお読みいただき、いかがでしたでしょうか?
「自分の痛みが改善しなかったのは、これが原因だったのか」と、腑に落ちた方もいるかもしれません。
痛みの原因を見極め、それを解消する技術を、正しい順序で行えば、
あなたの三角骨障害も手術せずに改善可能です!
遠方から時間と費用をかけて奈良まで来るのは、不安を感じるかもしれません。
「もし、期待した結果が得られなかったら…。」と考えてしまうのも当然です。
しかし、その不安から一歩踏み出していただけるなら、
我々は『最後の砦』を掲げるものとして強い信念を持ってあなたの症状と向き合います。
施術が進み、あなたが再び全力でプレーできるようになった時は、
「もう大丈夫、思いっきりサッカー楽しんで!」と伝えられる日を
私たちは楽しみにしております!
あなたとのご縁を心よりお待ちしております。
感謝。