
こんにちは😊
TOESTなかたに鍼灸整骨院、Top Memberの川嵜です。
今回は、僕らがいつも口にする「滑走性」についてのお話をしたいと思います。
ご自身の体に起こる症状、痛み、シビレに関して詳しく、
そしてできる限りわかりやすくお伝えできたらと思っています。
この内容を理解していただくことで、あなたの体をより良くしていく助けとなるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 痛みが取れても、なぜまたぶり返すの?
- 痛みは“結果”であり、“原因”ではない
- 「滑走性」ってなんだろう?
- 滑走性が悪くなると、体に何が起きるのか
- 痛みを繰り返さない体をつくるには
- まとめ:滑らかな体は、痛みにくい体
痛みが取れても、なぜまたぶり返すの?
痛みが取れてもしばらく期間が経つとまた同じ場所が痛くなってくる
痛くなくなったかと思えば、今度は別の場所に痛みが出てくる
そんな状態を繰り返しているのであれば、それは理由があります。
その理由は、
一言でいうとあなたの「体全体の滑走性の低下」によるものだと我々は考えています。
「滑走性」とは、
わかりやすく言うと
「体が動く際の滑らかさ」だと思ってください。
体の動きや滑らかさが低下(滑走性が低下)することで、
体のあらゆる箇所で負担がかかり続け、
最終的に結果として痛みが出てきてしまいます。
詳しく説明していきます。
痛みは“結果”であり、“原因”ではない
もし、あなたが、いろんなことを試し、
痛みをなくせた状態だったとしても、
「滑走性」が低下している状態が残っていれば、
痛みが再発する確率はものすごく高くなります。
なので、
ここで重要なのは、
「痛み」が取れたらOK ではなく
痛みが取れたら、 次は 痛みを繰り返さないためにはなにか必要なのか?
ということを理解していく必要があります。
そして、
痛みを繰り返さないために重要なことが
「滑走性」というわけです。
「滑走性」ってなに?なぜ低下する?
では、ここから「滑走性」とは何なのかを詳しく説明します。
先程も 「滑走性」=「動き、滑らかさ」ということをお伝えしました。
まず、
人間は、様々な組織で構成されています。
その中でも特に
筋肉
神経
関節
この3つの組織は、滑走性が低下しやすく、
痛みを繰り返さないためにとても大切な部分です。
そして、
組織と組織の間は、それぞれが摩擦を起こさない仕組みとして、
水分を豊富に含んだ膜で包まれています。
年齢が若ければ若いほど、この水分量は多く、
年齢を重ねる毎に減っていきます。
若い頃に比べて、体が固くなってくるのも、
水分量の低下により、滑走性の低下も起こしやすくなります。
また、
長時間の同一姿勢によっても滑走性は低下します。
こういった、
体の特性や日常生活から影響を受けるのが滑走性です。
では次に、
滑走性が悪くなると、体に何が起きるのかを解説していきますね。
滑走性が悪くなると、体に何が起きるのか
一言でいうと、滑走性が悪くなると、
体に余計な負荷がかかり、最終的に症状(痛み、シビレ、不調) が現れます。
これらは、
すぐに起きるものではなく、
ある程度の期間を経て、
負担がかかり続けた部分が傷んでしまい、結果として症状に繋がります。
例えば、
筋肉は、周囲の筋膜や隣の筋肉と“重なりながら動く”ため、
本来は体の動きに合わせてスルスルと滑りながら伸び縮みします。
筋肉の滑走性が低下すると、
隣どおしの筋肉や筋膜が互いにくっついたり、引っかかったりするのです。
イメージでお伝えすると、
筋肉は何枚にも重なったシーツのようなものです。
滑走性が低下すると、
これらのシーツとシーツが互いに引っかかったり、くっついた場所が出てきます。
筋肉の滑走性が低下すると
動きの中で無理やり引き剥がす状態になるため、
痛みやコリ、だるさ、動きの重さなどの症状が現れます。
また、 シーツ(隣どおしの筋肉)の間には 細い血管や神経が張り巡らされています。
これらの神経や血管も
滑走性の低下した筋肉の間で 引っかかったり、
挟まれたりすることで、 痛みやシビレが出ます。
なんかふとした時に痛い
朝起きたとき、動き始めが「イタタタタタ」 となる。
長時間(30分以上)座っていたあと、立ち上がるときに痛い
など、
日常でよく起こる現象も
これらすべて
筋肉、神経、関節の滑走性の低下によるものが考えられます。
また、
人間の身体は、たくさんの関節で構成されています。
関節も、それぞれが正しく滑らかに、順番に動くことで、あらゆる動きができます。
しかし、
関節の動き、
いわゆる
関節の滑走性が低下すると、
動きの中で、しわ寄せがかかってきます。
歩く
という基本的な動作も、
足の関節
足首の関節
膝関節
股関節
仙腸関節腰の関節
胸の関節
肩周りの関節
首の関節
腕の関節
など、
※ 細かく書くとたくさんあるため、簡略化して書いています。
これらのすべての関節が連動して動くことで成り立っています。
例えば、
これらの関節のうち、
足、足首、股関節の滑走性が低下すると
膝の関節に、ものすごく大きな負担がかかり続けます。
体重がかかる部分のため、
膝には大きなダメージが蓄積していきます。
その結果として、
膝関節に炎症を起こし、
水が溜まり、
痛みが出てきてしまうのです。
まとめると
体全体の滑走性は、年齢や生活習慣によって低下する
▼
体に負担がかかり、どこかにしわ寄せとしてダメージが蓄積する
▼
蓄積したダメージによって結果としてその部分が傷み、症状が現れる
ということです。
痛みを繰り返さない体をつくるには
ここまで、滑走性とはなにか?
体の滑走性が低下することで何が起こるのか
という部分を説明してきました。
痛みが出る、痛みを繰り返す人は、
痛みに対してだけでなく、
この「体の滑走性」をしっかりと作っていくことが非常に大切なのです。
我々は、
この滑走性に着目し、施術を行っています。
病院や整形外科、その他クリニックでは、基本的に「痛み」を抑えることを目的としています。
そして、
レントゲンや、MRIなどでは、
この滑走性の状態はどうしても分かりにくい部分です。
日常生活において
痛みやシビレなどの不調により、生活がままならない状態であれば、
お薬や、痛み止め、ブロック注射などで、 痛みを抑える
ということも非常に有効な手段です。
ただ今回あなたに一番理解していただきたいのが、
痛みが取れたらOKではなく、
その痛みを引き起こした本当の原因は
体全体の滑走性の低下による可能性が高いですよ
ということです。
このことを理解している方は、まだまだ日本全国に多くいません。
だからこそ、我々TOESTなかたに鍼灸整骨院がある奈良 富雄の地に
県内はもちろん、 近畿、関東、九州、東北など、
あらゆるところから患者さんが来られます。
我々はコンセプトに
最高水準の技術で心身ともに最高の状態に導き、
維持することで、人生の成功まで支えるチームである
を掲げ、
日々施術を行っています。
滑走性の低下によって出てしまった症状を取ることはもちろんですが、
せっかくご縁があって、来ていただいた方の人生の成功まで支えたいと思っております。
人生の成功は人それぞれあると思いますが、
そんなそれぞれの成功を支えるには、
しっかりとあなたにもあなたの体のことを理解していただき、
何も問題がなく、症状がない状態 最高の状態を維持することで、
すべての土台となる「健康」を守ってほしいと心から願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
感謝。