ども
TOESTなかたに鍼灸整骨院
代表の仲谷健吾です。
今回はアキレス腱
難治症状と言われるアキレス腱炎が
改善する理由と、
その原因についてお話しています。
アキレス腱炎は、
一般的には、
病院でも我々、治療院業界でも
傷めてしまうと、
『改善が難しいスポーツ障害の一つ』としての有名です。
なぜアキレス腱炎が それほど改善しにくいのか。
について先にお話していこうと思います。
アキレス腱炎は、
10代ではほとんど見かけることはありません。
20代でもチラホラと見かける程度です。
30代以降、
急に見かけることになる症状です。
それこそが改善しにくい症状である所以にもなっっています。
アキレス腱炎は、
成長ホルモンが多く出ている状況では
大きな負荷をかけても修復しやすいのです。
しかし、
20代以降は 成長ホルモンが出る量が激減し、
修復する力が弱まります。
しかし、
アキレス腱は体の中でもスポーツによっては、
かなり大きな負荷がかかる場所です。
特に、ストップアンドゴーが多い、
バスケットボールやラグビー、
アメフトなどのスポーツでは 大きな負荷がかかるようで、
20代から見かけ始めます。
30代以降は、
その他のスポーツでも、
見かける頻度は増えてきます。
このように、
体の中のホルモンとの密接な関係もあり、
改善しにくいと言われています。
では、改善することはできないのか?
安心してください。
結局は、
軟部組織(筋肉も軟部組織の一部)というのは、
炎症を取ることができれば、
痛みは減り、 改善に向かいます。
しかし、
そこまで理解できていたとしても
その炎症を取ることはなかなか至難の技と言えるようです。
- 痛み止め
- ブロック注射
- 針治療
- ストレッチ
- マッサージ
- 低周波機器
- 超音波機器 などなど、
アキレス腱の炎症を引かすべく、
多くのアプローチが試されてきましたが、
どれも、高い確率での改善は見られないようです。
私が、去年、サンディエゴパドレスのケアルームに訪れた時も、
未来の大リーガーがアキレス腱を傷めて、
「もう1ヶ月以上もアイシングと超音波をしているだが改善しないんだ」
と嘆いていたのも印象的です。
世界的に見ても、
アキレス腱の炎症を引かせるというのは至難の技といったところでしょう。

ただ我々は、
アキレス腱の炎症を 患部にだけ注目しているために改善しないのだと考えています。
結局、
アキレス腱は全体の一部でしかありません。
アキレス腱に炎症が起こりやすくなった
原因というのが必ず存在するのです。
例えば、
骨盤内の筋肉組織の滑走性が悪く、
隣同士の筋肉や筋膜などがくっついてしまった場合、
その筋肉は短く縮み、
それらが付着する骨盤は前がかりになり、
股関節の角度は後位し、
その下の膝関節が内旋し、
その結果、
アキレス腱に捩れの作用が働き、
負荷がかかり炎症が取れない。
といった、
連鎖の中で炎症が生まれやすい構造になっている場合が多いのです。
こうやって、
症状が出ている場所と、
その原因を分けて考えることによって、
症状の改善が見えてくるのです。
アキレス腱炎は確かに、
簡単ではありません。
しかし、改善できるものであります。
あなたが、
もしアキレス腱炎で悩まれているようでしたら、
ぜひご相談くださいませ。
感謝。
TOESTなかたに鍼灸整骨院 代表 仲谷













