捻挫後の後遺症、痛みは滑走性を高める

今回はTOESTなかたに鍼灸整骨院、 代表の仲谷が記していきます。

さて、 今回の記事は、 足首の捻挫後の後遺症についてです。
今回、なぜこの「足首の捻挫後の後遺症」を取り上げたのか? それには深い理由があります。
それは、 「捻挫程度」と認識され、軽視された捻挫が、
「数年経っても、いまだに痛い」そんな方が多く来院されるからです。

だからこそ、 これは意義を持って発信しなければ! という想いがあるのです。
しかも、 多くの方は、 2軒、3軒といろいろな病院や整体などを巡って、 それでも改善していないのです。

つまり、 捻挫後の後遺症を的確に改善する術を、誰も持ち合わせていない。 という現実があります。

なぜ捻挫後の後遺症が起こるのか?

改善させるための施術法をお伝えする前に、
まず「なぜ捻挫後の後遺症が起こるのか?」についてお話しします。

ここがとても重要です。

捻挫というのは、レントゲンには映りませんが、多くの場合、内出血を伴います。
つまり、細かい血管が捻挫と共に損傷し、血液が漏れ出すということ。

この事実を、現代の医学は軽視しすぎていると考えています。

あなたも、 指を包丁などで切ってしまった経験はありませんか? そのとき、すぐに強く圧迫して止血しますよね?
実は、捻挫のときも同じように、 すぐに圧迫止血をしなければならないのです。

しかし現実には、 なぜか捻挫の場合、圧迫止血が行われないまま、
ギプス固定やテーピング固定、 それどころか、「湿布を貼っておきましょう」程度で放置されてしまいます。

すると当然ながら、 血は自然に止まるまで漏れ続けます。

そしてその漏れた血が、関節の奥深くに入り込み、 貯留し、正常な組織を損傷させ、 異形成を生むと考えています。

これが、 捻挫後の後遺症の正体です。 そう。 捻挫した組織だけが原因で後遺症が起こっているわけではないのです。
の正体を知らないがゆえに、 適切な施術も行われていないのです。

異形成された組織はどうなる?

では、 その異形成された組織は、数年経っても正常に戻らないのか?

というご質問をよくいただきますが、

その通りです。

残念ながら、 一度異形成された組織が自然に正常な状態に戻ることは、 ほぼ不可能だと考えています。

もしそれが可能であれば、 捻挫後、5年、10年経っても 「ずっと痛みが引かない」などという現象は 起こらないはずです。

どうやって組織を正常化するのか?

本来、足首の関節の周りには、靭帯を含め、 多くの軟部組織が存在しています。

それらの軟部組織は、一つひとつが独立して動き、関節を滑らかに動かす働きがあります。

しかし、異形成された軟部組織があると、それらの組織は癒着を起こし、滑走性が失われます。

簡単にいえば、 組織同士がくっついて、滑らかに動かなくなるということです。

すると、 その部分には血管や神経にも影響が出て、 痛み・ダルさ・時には痺れとして感じられるようになります。
つまり、施術は 軟部組織同士の滑走性を高めることを徹底して行います。 まずは患部に、 そして次に、全身に影響する筋膜や筋肉に対して。

このようにして、 確実に滑走性を向上させるアプローチをすることで、
捻挫後の後遺症としての痛み・痺れ・ダルさといった症状は、 確実かつ安定して消えていきます。

もしあなたが、 捻挫後の後遺症に悩み、 日常生活に不快を感じているのであれば、 どうぞお気軽にご連絡ください。

自信を持ってあなたの捻挫後のあらゆる後遺症症状を改善してみせます。

足関節捻挫後の後遺症

感謝。