こんにちは。
TOESTなかたに鍼灸整骨院の浅井です。
今回のテーマは、
『シーバー病』 について書いていきます。
もし、あなたのお子さんが…
- 整形外科で「シーバー病ではない、ただの使いすぎ」と言われたが、痛みが引かない。
- 「安静に」と言われて休んだのに、復帰した途端にまた痛くなる。
- 複数の治療院を回ったが、「その場しのぎ」にしかなっていない。
- 「もう、この痛みとうまく付き合っていくしかないのか…」と親子で諦めかけている。
そんな状況にあるなら、この記事はまさにあなたとお子さんのために書枯れたものと思ってもらえるかと思います。
※「治らない」と諦めて、当院を「最後の場所」と決めて来てくれた中学2年生のサッカー少年の実話です。
3分ほどで読める内容ですので、最後までお付き合いください。
「シーバー病ではない」…出口の見えない痛みのループ
担当したのは、
クラブチームでサッカーに打ち込む中学2年生の男の子。
彼が悪夢のような日々に突入したのは、2025年の7月初旬(現在2025.11月)のことでした。
右の踵(かかと)に強い痛みを感じ、症状をweb検索していると
「シーバー病という症状に酷似している」
と感じたようで整形外科を受診。
そこで下された判断は、「成長期に伴うアキレス腱の使い過ぎ。シーバー病ではありません」というものでした。
「様子を見ながら、痛むうちは安静に。長期間になる恐れもあるが、付き合っていきましょう」
そう言われたものの、サッカーが大好きな彼は、
少し痛みが引けば焦って練習に参加してしまう。
するとすぐに激痛が戻り、また安静に…。
この負のループを繰り返すうちに、状態は悪化。
ついには歩くことさえ困難になり、2ヶ月もの間、まともにボールを蹴ることができなくなってしまいました。
お母さまは日に日に元気が無くなる息子さんの様子を見て、
良いと噂のある鍼灸院を2件は行かれたとそう。
それでも、結果はその場は少しの改善があっても、
数日後にはすぐに再発。
「もうダメかもしれない…」 親子共に、半分あきらめかけていたそう。
そんな中、
お母様がネット検索で当院のホームページを見つけてくださいました。
そして、息子さんと
「改善してもしなくても、ここを最後にしよう」
そんな覚悟を持って来院されました。
彼の足の状態を確認すると、
- シーバー病特有の箇所に圧痛あり。
- 腓骨神経弱化
- 足首を構成する骨(足根骨)のアライメント不良
- 足首〜股関節の動きに引っかかりがある
大きく分けるとこの4点がありました。
さらに彼の場合、
アキレス腱付着部付近にも痛みを感じていたため、
アキレス腱の炎症と判断されてしまいやすい箇所にも痛みが出ていましたが、
下の画像の『緑の線』の部分にあたる骨端線部分に圧痛がみられ、
痛みの出るタイミングや場所で『シーバー病』と判断。

このように丁寧に圧痛箇所を確認すれば、
シーバー病だと判断することは可能です。
ただ、
シーバー病とわかったあと、
どのように施術を行うかで治るスピードは大きく異なります。
どのように施術を行ったのかは、
次の章でお話していきますね。
シーバー病に対する当院の考え方
彼のシーバー病を施術する上で、
主に2つの部分にアプローチしました。
初めに患部の炎症について
まずは患部で起こっている炎症を取り除く必要があります。
この炎症を抑えることで痛みは比較的楽になります。
手技と特殊な固定法を用いてい炎症を抑えます。
2つ目は足首のアライメント調整です。

足関節(距腿関節)は脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、距骨(きょこつ)この3つの骨で構成されています。
その下には足根骨が6個存在しています。
9個の骨が正しい位置にあることで足関節は正常な動きが出来ることで負担を軽減するだけでなく、
本来の「正しい歩き方」をおこないやすくします。
もちろん先ほどあげた
- 腓骨神経の調整
- 足首〜股関節のバランス調整 など
細かい箇所の調整を行うことで、
徐々にシーバー病の痛みは改善していき、
少しずつ練習の強度を高めていくことで
練習後の痛みや違和感がなくなり、
公式戦にフル出場しても問題ない状態になりました。
最後に

いかがでしたか?
シーバー病と診断されると『安静』が最も重要とされ、
数週間安静と言われることがほとんどです。
数週間安静にした後、
練習に参加するとまた痛くなった。
再度、数週間の安静。
このような状況で、
結果として2ヶ月〜半年間シーバー病が改善しなかったという子を
たくさんみてきました。
しかし、
真剣に競技に取り組む中学生にとって、
数ヶ月練習に参加できないことは非常に不安です。
周りの子達の上手くなっていく中、
自分は練習に参加もできない。
このままずっと痛みを我慢するしかないのかな。
こんな不安を少しでも早く取り除いてあげたい。
そんな想いで私たちは施術を行っています。
もし君が、もしあなたのお子様が、「数ヶ月も無駄にしたくない」と、出口のないトンネルの中で悩み、苦しんでいるのなら。
どうか、勇気を出してみてください。
あなたからの一歩を、私たちは待っています。
そして、共に喜び合えるその日を、心から楽しみにしています。
感謝。
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